転職活動はいつから始めるべき?キャリアコンサルが教える最適なタイミング

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転職活動をいつから始めるべきか?

転職を考える求職者の方は、タイミングで成功率が変わることを理解してください。

タイミングを間違えると必要以上に転職活動に時間が掛かったり、最悪の場合、転職できないということもありえます。

また、タイミングと一言で言っても、現職に在籍している場合は、現職の状況を見ながらいつ転職することがベストかを逆算で考えて転職活動を始める必要があります。

現職に在籍している求職者の方は、退職交渉が必ずありますし、違う企業に転職するためには現職を退職することが前提になります。

転職先となる企業にも採用して事業計画など想定していることがありますので、退職交渉が長引き転職時期が予定より後ろ倒しになるということがあると、内定そのものが取消になるということも考えられます。

今回は、転職活動で苦戦しないためには、いつどのようなタイミングで転職活動をすべきかについてご紹介したいと思います。

求人がたくさんある時期を狙う

転職市場は生ものと言われ、同じ転職市場でも求職者の方にとっては転職活動をやりにくい買い手市場が存在します。

逆に転職活動をし易い状態は売り手市場と言い、求職者の方に有利で転職市場に数多くの求人が存在します。

求職者の方が行う転職活動は企業が求職者の方を採用しなければ完結しませんし、企業が採用する上で求職者の方との最初の接点は求人です。

この求人は求職者の方にとっては転職活動の進捗を大きく左右する生命生とも呼ばれていますが、売り手市場であるかどうかは相当重要であると考えてください。

現在の転職市場は、過去に例を見ないぐらいの超がつくほどの売り手市場になっています

数年前までは、転職氷河期とも言われ転職活動をしても転職できない人や転職できたとしても入社条件を妥協せざる得ない人が多かったです。

転職市場の動きは求職者の方が決めることはできません。

企業が決めるというよりも企業もその流れに乗って求人を公開し活発に採用活動を行うという言い方が適切です。

求職者の方が転職活動をする上で、ベストのタイミングとなる売り手市場はもっと大きな存在となる日本経済の動向に左右します

日本経済の景気が上向きであれば、それに比例する形で企業の業績が上がり、事業拡大のために企業は即戦力人材を採用するために求人を転職エージェントに依頼します。

転職希望者へのアドバイス

では転職希望者は、どうすればいつが転職のタイミングになるかわかるのでしょうか。

売り手市場が転職のタイミングとわかっても、それがいつなのかわからなければ意味がありません。

いつ、転職市場は売り手市場になるのか?その前兆はあるのでしょうか。

答えはあります。

日本経済の動向をニュースなどでチェックしておき、そのタイミングですぐに転職活動をするのではありません。

経済が上向きになっているというニュースなどの情報が増えてから、1年後ぐらいに転職活動をすることがベストです。

日本経済の景気と転職市場の売り手市場は1年ほどの時間差があります。

いつが転職のタイミングか!実は経済の景気から1年位したタイミングが最適になるのです。

いつ転職?年間で考えるベストのタイミング

次は売り手市場や買い手市場という枠組みではなく、その前提を考えず1月から12月の1年間でどのタイミングで転職活動を行うことがベストなのかということをご紹介します。

転職市場の動向でも触れましたが、転職市場に求人が増えるか減るかは企業の採用活動の状況によります。

つまり、1年の中でいつが転職のタイミングかは、企業次第であるということです。

そうなれば、企業の採用活動はどの時期に最も活発化するのか把握していれば、求職者の方の転職活動を始める時期も目安を立てやすいと思います。

企業は必ず年次決算という節目が年に1度あります。

簡単に言いますと、1年間の売上と支払い額を見比べて利益がどれぐらいあるのかを確認し、その翌年にどのような活動を行うか計画するのです。

少し前は企業の大半が3月または12月が決算月だったのですが、今は企業の経営者の考え方次第で多少違う場合もあります。

とは言え、企業の決算月はそう変えるものではないので、3月と12月が決算月であることを念頭においておけば、大半の企業の動きを予測することができます

または、自分が転職したい企業がすでにピンポイントで決まっているようであれば、その企業の決算月を確認して逆算すれば良いだけです。

企業の年間採用スケジュール

ここでは、決算月が3月と仮定してご紹介しますが、他の決算月の場合も『3月』を『1月』とか『7月』とか月を変えて頂ければ逆算することはできます。

企業の決算月が3月であるならば、4月から翌年の事業が開始されます。

事業計画には要員計画となる、その事業を行うためには、また、その事業から計画した予算を達成するためには、どれだけの人材が必要か決めます。

4月から翌年がスタートするならば、事業計画と連動して採用計画は前年の11月から1月に決定します

1月に決定すると、翌年の事業を行うために既存社員だけではカバーできるかできないかを判断し、できないと判断した場合は即戦力の中途採用を行います。

中途採用を行うために企業は転職エージェントを利用することが多いのですが、転職エージェントと打合せを行い対象の人材を採用するための求人内容を確定させます。

その工程が終わると転職エージェントから求人が転職市場、つまり、求職者の方に紹介される段階になるのですが、その時期は1月中旬と考えてください。

1月中旬から企業は採用活動を行い約2カ月ぐらいで採用を決めて求職者の方の転職を待つということになります。

この一連の企業の動きを見て頂ければ、1月中旬から3月が年間を通して最も転職市場に求人が多いということになります。

また、年間スケジュールの次に企業は半年スケジュールを持っていますが、翌年の事業がスタートして計画より業績を拡大させた場合のことも想定して、残りの半年(3月決算の企業であれば、4月~9月を上期、10月~3月を下期)の採用を実施します。

10月からの残り半年で滞りない事業運営ができるように、10月が始まる前から採用活動を行いますが、そのスタート時期は7月で、7月から9月がピークとなります。

年間で考えると1月から3月が第一ピーク、7月から9月が第二ピークとなります

このピーク時に合わせて求職者の方は転職活動をスタートさせると転職活動スタートから求人を豊富に得ることができ幸先良い転職活動を行うことができます。

現職に在籍している求職者の方のタイミング

すでに前職となる企業を離職している求職者の方は毎月の収入が働かなければ入ってきませんので、貯金がたくさんある求職者の方を除き転職活動を始めるタイミングとしては、『今すぐ』です。

しかし、求職者の方の多くは、固定収入のリスクを考えて現職に在籍しながら転職先が決まってから退職するという流れが一般的です。

この場合、厄介なことは現職との退職交渉です。

退職交渉は、転職活動におきかえると転職先との入社条件の交渉のようなものです。

退職交渉をスムーズに行わなければ、退職するタイミングがずれこみ転職先に迷惑をかけて、マイナスイメージを持たれたまま転職するということにもなりかねません。

転職先では出だしのイメージが大事ですので、余計なことで転職後の自分に悪影響を与えることは避けたいはずです。

退職交渉は、優秀な人材であればあるほど苦戦が予想され引き留め交渉を受けることが想定されます

企業が引き留めても無理やりに退職してしまえば良いのではないかと考える方もいるでしょう。

確かにその通りなのですが、どこで繋がっているか分かりませんので退職時は穏便にしておいた方が無難です。

退職交渉は内定が決まってからではなく内定承諾してから行い、基本的に内定承諾から1カ月または2カ月後に転職するというスケジュールが基本です。

この1カ月または2カ月を想定して逆算で退職交渉して頂きたいですが、退職を基準に転職活動をいつから始めるべきかを検討すると、企業にも繁忙期と閑散期があります。

退職交渉の時期が繁忙期に入った場合、退職交渉は相当難航します。

ですので、現職に在籍している方は転職活動の活動期間を平均の6カ月に設定し、そこから現職の繁忙期にならない時期に内定が出るスケジュールを組み転職活動を始めましょう。

冒頭でお伝えしたように内定承諾したにも関わらず転職時期が内定承諾にある約束の時期とずれ込むことは企業にとって既存社員の労働量が増え悪い影響を与えます。

企業によっては約束が違うということで取消にすることもあるので注意しましょう。

求人が少ない管理職を希望する求職者の方の転職活動開始時期

転職市場には多くの求人がありますが、役職が上位になればなるだけ求人の数は減ります。減るということはそれだけ転職活動の幅が狭くなり転職する確度が下がるということです。

その打撃を受ける求職者の方は管理職として転職を希望する方です。

管理職を持つ求職者の方は、転職活動が他のポジションの求人よりも活動期間が長くなることを想定して、早めに転職活動を始めてください

自分が4月に転職したいと思っているのであれば、活動期間を1年と想定して前年の4月から活動をスタートさせてじっくり転職活動をした方が良いです。

現職をすぐにでも辞めたいと思っていても、現職は絶対にやめない方が良いです。

他のポジションであれば求人が多くありますので、数カ月で転職することができるのですが、管理職求人はそう簡単なことではないです。

退職してから管理職求人で転職活動をすると、下手をすると年単位で無職、かつ、収入がないという致命的なことになります。

転職エージェントを利用することが転職の近道になりますが、転職エージェントのなかには、自社の売上を優先に考えて急ぐ必要もないなかで早く活動しましょうとアドバイスするケースもありますが、管理職求人を希望する方はそのアドバイス通りにしましょう。

変に疑わず転職活動のすべての前倒しにしたスケジュールを組みましょう。ご家族がいらっしゃる場合は、転職活動を始める同意を取ることもタイミングとしては大事です。

内定が出ても家族が反対し転職できないということもありますので。

ここまで転職活動をいつから始めるべきか?という点についてご紹介しました。

求職者の方は相手となる企業の動向や土俵となる転職市場の動向を抑えることで、自分がいつ転職活動をするべきか見えてくると思います。

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